ペンギンハイウェイ

映画すっごく良かった。それだけを書きたい。初めて森見登美彦作の本を読んだのは高校の時で、夜は短し歩けよ乙女だった。日常からすっと非日常な風景が描かれるものだからどっぷりはまってしまった。おまけに変にこじらせた男子学生というツボをついてくるものだから大変だった。そんな中でも一番好きなのがペンギンハイウェイだったわけで。アオヤマ君のすっとぼけた真面目っぷりにやられ、お姉さんの魅力に腰砕けになった。気に入った本は定期的に読み返したりするが、ペンギンハイウェイの頻度はかなり高い。頭の中で映し出されていたストーリーが実際に映画になっているってんだからもうたまらない。思わず漫画版は買うし、設定資料集も買うし、公式読本も買った。カバー裏がノートになっていてちょっとうれしい。書下ろしの郵便少年もとてもよかった。ブルーレイ出るのが楽しみでならない。実は入りきらなかったシーンとか入れてくれないかな。さすがにないよな。ともあれ大変心がウキウキと弾む映画だったなぁ。タイミングが合えばもう一度映画館で観たいと考えるものだ。