ネット小説について 異世界転生

読み始めたのはエヴァ2次からだったな。いまだに読み返したくなる作品も結構ある。でも今回は小説家になろうについて。

玉石混交過ぎてやや敷居が高い気もする。ランキングはほとんど当てにならないし。ランキングに載っているような作品で読んでいるのって謙虚くらいしかないな。個人的には異世界転生はジャンルとしてはそんなに面白いと思わないんだよな。異世界転移なら寝食忘れるほど読んだ話もあるんだけど。Babelが好きです。小説版も続きが早く出ないかなと思う。それはさておき、転生ってのは難しいよな。子供なのに大人の人格を持っているってのはやっぱりいびつだ。子供の体に人格がひきずられているような作品なら多少の無理も通るんだけど、完全に大人の人格が固定しているタイプは通らない(俺の可否判定が)。あとよっぽどの力量がないと子供の中にいると低学年としか遊ばない高学年の小学生みたいになるし、大人に混じっても不自然な認められ方でちぐはぐだ。俺の中の固定概念として、年齢に不相応な発想や知識のある少年への扱いが大人扱いってのは違和感がある。小五郎のおっちゃんはどんなに慣れていたとしてもコナンをつまみ出すしな。子供が大人の世界で力を持つのは大抵悪い大人に利用されるか、子供が異質すぎる場合の印象。前者はともかく後者を描けるなら喜んで読むのだが。

結局転生でおいしいのは育つまでだと思う。二十過ぎればただの人、そもそも今の知識を持ち越せて無双できるような世界ってどんなんだ。TOKIOばりにものづくりや自然の知識を経験として持ってるならともかく、異世界ですぐに役立つような画期的な知識なんてウィキさらってもたかが知れてる。異世界の知識水準を低くしないと無双できない話はすぐに無理を感じてしまうし。いっそステラー大海牛のような優しい生き物だけの世界に転生してちょっとの工夫をすごいねぇって褒められるような話なら読みたい。

これ言っちゃうとおしまいなので最後に言うけど、面白い話ならどんなに陳腐な設定でも読んじゃうんだよな。どんなに突飛な話でも馬鹿な話でも陰鬱な話でも、おもしろいと思っちゃったら止められないもんだもの。