山梨ツーリング

　木曜の祝日に合わせて有休をとり、山梨へとツーリングに行ってきた。

　今回の目的は年末に向けて長距離ツーリングの体験である。そのため適当なところで1泊して体の状態を確認する。前に乗っていたCBR400Rは大変楽なで燃費もいいバイクであったので良かったが、R1000は体にあまり優しくない。お財布にも。まだ一日最大400㎞とかくらいまでしか走っていないので、より長く乗ってみるのが主題だ。

　前回のツーリングで雪に降られたから標高の高いところに行かないようにしようとか思っていたけど、氷点下まで余裕はあった。富士山を見に行く。朝から雨が降っているのでとても寒い。グローブがびしょぬれでテンションは低め。雨が止んだのは西湖についてから。昼前のことだった。ここで適当に写真を撮る。晴れそうな予感にドキドキものである。西湖ほとりの休憩Pにて。

　少し時間をつぶしてから本栖湖へ。この頃には晴れ渡っていたので富士山を期待である。そういえば学生の時に自転車で来て以来、雲のない富士山を見た記憶がない。そしてこれである。

立派なもんです。雪がいいですね。

　ここで予定を変更する。元々52号を南下して静岡に行くつもりだったのだが、ちらちらとアルプスが俺を呼んでいた。陣馬形山に行こう、そう思った。本栖湖道を降りてから長野方向へ。南諏訪で降りるが道に迷う。どうしてICの出口はわかりにくい看板しかないのだろうか。

　陣馬形山付近までは下道で快走。だんだん日が傾いてきたが、日暮れまでには行けそうだ。むしろテント持ってくればよかったな。しかし物事はそううまくいくものではない。陣馬形山へ続く道は結構入り組んでいるし、もちろん山道だ。そして今は秋。ちょっと落ち葉が多すぎる。一面茶色で少しふかふかしている。車もあまり通らないようで完全に車道が埋まっていた。タイトなカーブを何度も折り返す道であるのにこんなスリップさせてやる気満々な状況、これは断念。スリップも立ちごけも嫌である。そうっとUターンして引き返す。残念である。雪のあるアルプスが見たかった。

　気分を取り直し、温泉に行く。長野のみはらしの湯。たいそう景色がよいところ。でも昼間に来たかったな。星がきれいだったので結果的に良かったともいえる。結構長居してしまった。

　本日の宿をどうするか。学生の時からの貧乏癖が抜けず、一人で遠出するときは大抵マンガ喫茶かカラオケ屋に泊まる。どこでも寝られる質なので安上がりだ。初めは諏訪あたりにしようと思っていたが、たまにちらほら雪っぽいものが降っている気がした。明日の天気もそんなに良くないので、山梨まで戻ることに。快活クラブは一番好きなマンガ喫茶であるので、マッサージ機にもんでもらいながら就寝。500㎞くらい走った一日。

　二日目は帰宅を考える。まだGPSログに取っていない道を選択。大菩薩峠である。昨日に続き天気が良いのでご機嫌で走る。道の駅で写真を撮ったり楽しかったが、奥多摩を越えたあたりからうっとおしい下道になってしまった。ナビに従いよくわかんない道をストップ＆ゴーして進む。実際奥多摩からの帰り道ってろくな道がないせいでやたらと疲れると改めて実感。帰宅は14時ごろ。チェーンの掃除して終了。

1泊二日のツーリングをこなして出てきた課題。

・手首が痛い。腹筋と背筋が頼りないせいで腕で体をささえてしまう。ブレーキやクラッチを握る関係上、手だけ浅い角度になっている。そこに体重を乗せれば手首が痛くなるのも当然。鍛えなければ。

・膝が痛い。ステップ位置が高いせいなのか、足をコンパクトに折り曲げた状態でいないといけない。これがきつい。膝がきしむ。こればかりは鍛えてどうにかなるものじゃないと思う。なるべくこまめに休憩とストレッチが必要。今度スズキに行ったときに相談してみよう。

それ以外は特に問題なし。ちゃんとご飯を食べることと水分を取ること、まめに体を動かすことで問題はつぶせるかな。上記2点だけ気を付けていこう。